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商品情報

交配用みつばちの注意

ミツバチの活動温度

ミツバチは外気温が18℃~30℃ぐらいがいちばん活発に訪花します。但し、太陽の光がある時間帯のみで、夜間は訪花しません。また、薄暗い曇天では、活動が鈍くなります。
ミツバチは、巣箱の中を34℃に保温して生活をしています。そのため、保温性断熱性の高い巣箱が必要になります。しかし、輸送時には、換気口やアミ窓を開けてあります。出入り口を開ける時は、換気口やアミ窓は閉めて下さい。

ミツバチと紫外線

ミツバチが夜飛べないのは、太陽の紫外線をたよりに訪花するからです。そのため誤って、紫外線カットフィルムなどを使用した場合、活動範囲が狭まったり、巣箱からでないこともありますので、充分注意して下さい。

ミツバチの使用後

作物の交配終了後巣箱を放置すると、人に危害を加える恐れと、ミツバチの伝染病を招くことになります。速やかに巣箱を処分して下さい。また、ミツバチを継続的に飼育する場合は飼育の届出と家畜保健所の検査が必要です。

四季による注意点

ミツバチの生理的にもいちばん活発な季節といえます。女王蜂の産卵も促され、幼虫の成長や増殖が盛んになり、ハウス内に設置した箱には餌が不足がちになりますので、給餌は必要不可欠となります。また、朝晩外気温が下がると訪花を始める時刻が遅くなりますので、朝日が早朝から当たる方向に巣箱の出入り口を東又は南に向けて下さい。巣箱の位置はハウスの中央よりが望ましいです。
35℃にもなる暑さはミツバチにとっても過酷です。出入り口を開けるまで暗く涼しい場所に保管して下さい。ハウス内設置後はなるべく換気をし、高温にならないようにします。また、巣箱に直射日光が当たらないように日陰を作ってください。換気のために開けたハウスの天窓よりミツバチが出ますが、必ず同じ道で帰ってくる訳ではありませんので、ハウスのサイドカーテンは開けておく必要があります。
春に次いで活発に活動する時期でもあり、餌の補充を確実に行って下さい。ミツバチが夕刻までハウスの外に出ている場合は、大部分帰ってきたことを見てビニールを閉めて下さい。
ハウス内は明るい日差しと適度な温度のため、日中はよく訪花をします。また、温度変化の少ない環境(5℃~30℃以内)を整えられれば、ミツバチの寿命を延ばすことができます。しかしこの時期は、生まれる蜂よりも、寿命が尽きる蜂のほうが多い為、ミツバチ数が減っていきます。それに気づかず餌を続けるとかえって悪影響になりますので、餌は控えめにして下さい。

 

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