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商品情報

交配用みつばちの取扱い

到着したら

ミツバチが到着したら、日中はなるべく暗く涼しいところに保管して下さい。
日中到着してすぐ出入り口を開けると、興奮したミツバチがあわてて飛び出し巣箱に帰れなくなります。

設置方法

準備
  1. 農薬・殺菌剤の影響日数が十分に過ぎているか確認します。
  2. 農薬・殺菌剤のビンや袋などが圃場内にあれば臭いの原因となるので片づけます。
  3. 余ったビニールは切り取る(入り込む場所には黒マルチで塞ぐ)

※ 施設栽培などミツバチが慣れにくい環境ではビーセントの処方をお勧めします。

設置場所

下図のとおりです。
※ 設置A・Cでは外にもエサを取りにいけるので、ストレスの減少、群勢維持につながります。
どれどれの設置場所

設置方法

台などに載せて設置します。
※アリが集る場合は、台の足に油(グリス)や石けん水などを塗ると効果的です。

設置方向

巣箱の出入り口は、東か南に向くように設置します。
※ 太陽の昇る方向に向けることで交配時間を長くとれるようになります。

設置時刻
  1. 到着日に、ハチが静まったら夜間から早朝の暗いうちに。
  2. 巣箱の前後の網窓を完全に閉めてから出入り口を開けます。

※ 日中に出入り口を開けると、ミツバチは出たまま巣に帰れなくなります。

設置後

巣門の前やハウス・トンネルの端に死骸が増えますが、問題はありません。
※「どれどれ」ではその点を見越し多めにミツバチを入れています。
※ミツバチが安定して交配するまでには1~2週間くらいはかかる場合があります。

保温
  1. 圃場が寒い場合、巣箱を温めるとミツバチの出巣率は高まります。
  2. 「どれどれ」はUSPC巣箱なので、保温・断熱効果を高めてあります。
  3. 厳寒期では毛布などを「どれどれ」に被せ、ミツバチの保温を助けてあげると効果的です。

※ 暖めてあげることは、女王の産卵を促します。

給餌

エサ
  1. <推奨>どれどれのエサ・・・4リットル ビタミン含有
  2. <推奨>ハニーシラップ、ハニーフラクト・・・24kg お徳用
  3. 砂糖水・・・200g温水でよく混ぜてください。砂糖の混ぜ方が足りない場合、結晶化してミツバチが食べづらくなります。
エサの与え方(目安)
【ぶんぶんの場合】
  1. 底の浅い容器にエサを入れます。
  2. 溺れないように脱脂綿や割り箸など浮かべます。
  3. 巣箱の近くに設置します。
【どれどれの場合】
  1. 設置1週間後に1回、その後11~2月は2週間、3~10月では1週間に1回の目安で与えます。
  2. 一回の給餌量は150~200㏄にして下さい。
  3. 上ブタを開け、ペット樹脂の透明天板の「エサ」部にエサを流すと、下の給餌器に溜まります。

※ 到着時の「どれどれ」の重さを量り、その重量を目安とすることも有効です。
※ 「どれどれ」の上フタを開け、ハチ量を確認しながら調整して下さい。

エサの与え方の注意点
  1. エサの与えすぎは産卵スペースを埋め、ハチ数を減少させるのでご注意下さい。
  2. 砂糖水では、巣内で結晶化しミツバチが食べられず、餓死する場合があります。

環境

水 
  1. 圃場温度が30℃を超える場合、ミツバチは巣内を水で冷やそうとします。
  2. お皿などに水をいれ、止まり木を浮かべたり、脱脂綿を浸します。
  3. 自然の水をあげて下さい。水道水ではカルキの臭いから寄り付きません。
  4. 頻繁に水は代えて下さい。(農薬処方時には外に出して下さい)
農薬・殺菌剤の散布
  1. 農薬・殺菌剤の散布時には、「どれどれ」を必ず圃場の外へ出して下さい。
  2. 2~3日・・・巣門を閉め両窓は開けて、土間など寒暖の少ない室内で暗くして保管します。
  3. 長期・・・ 圃場内同様に両窓は閉め巣門は開放して、圃場と離れた場所で管理をします。
  4. 「どれどれ」はUSPCなので、野外で管理しても全く問題はありません。
  5. 厳寒期では冷たい外気によって幼虫がショック死する場合もあるので、保温を心がけて下さい。

※ 農薬はハーモメイトなどなるべくミツバチに影響の少ないものをお願い致します。

移動
  1. 夜に、巣門を閉め、両窓(厳寒期では巣門側のみ)を開けて移動します。
  2. ミツバチが巣門に群がっている場合は、煙や霧吹きをあて巣箱内へと促します。
  3. 圃場への戻し方は、設置と同様です。ハチが迷うので必ず元の場所に戻して下さい。

※ 農薬処理後ミツバチが出てこない場合は1週間ほど外で管理し出癖をつけます。
※ その間に圃場内では換気し「ビーセント」で環境改善を行ってください。

持続のポイント(働きバチを減らさない)

  1. 女王蜂は働き蜂の頭数に合わせて産卵するので働き蜂が少ないと次世代の働き蜂も減少します。
  2. 巣の温度を保つのは働き蜂の役目です。巣の温度が下がると幼虫は羽化できません。
  3. 卵・幼虫を育てるのも働き蜂の仕事です。働き蜂が少ないと子供の世話ができなくなります。

※ 群の維持は「働き蜂」を失わないことです。導入時から働き蜂を大切に扱って下さい。

 

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